川原湯温泉の源泉
群馬県川原湯温泉の源泉。湯が湧きでている中央の筒は松材をくりぬいたもので、江戸時代以来使われているという。
やまきぼし旅館の露天風呂「崖湯」は、草津方面を望む雪原を見下ろす崖に突き出るようにしてある。浴槽からあふれでた湯が崖下にこぼれてゆく。雪が舞い、時折、屋根の雪塊がどどどっと崩れる。折からの寒波で顔に当たる風は氷のように冷たく、首から下は熱い湯がぴりぴりと肌を刺す。
草津、万座、四万、伊香保と近くに有名な温泉が多いせいか、川原湯温泉は首都圏でもあまり知られていない。僕も嵐山光三郎『快楽温泉201』(講談社)で初めて知った。この本は嵐山の兄貴が全国1200余の温泉を巡って選びぬいただけあって、期待を裏切られたことがない。今回も大満足。
2010年、川原湯温泉は建設中の八ツ場ダムの底に沈み、今ある場所から数十メートル高いところに新しい温泉街ができる。
Comments
TBありがとうございました☆
同じ時期に温泉なんて、偶然ですねえ!
そしてこの写真、温泉たまごがぐつぐつしてる
様子にみょうにこころ惹かれてしまいました。
温泉はお湯気持ち熱めで、肩から上で冷たい空気に
あたる冬の露天が好きです。
Posted by: manamizw | February 04, 2005 01:11 AM