ガード下の風景
年明け早々、仕事で神戸へ出かけた。神戸へ行くと、たいてい元町の愛園(上海料理)か丸玉食堂(台湾料理)に寄る。この日(5日)は迷った末に丸玉へ。あばら肉の煮込みと老麺を肴に明るいうちからいい気分になる。
震災から10年。三の宮、元町界隈はすっかり新しい街になったけれど、丸玉のあるガード下は昔のまま。われわれ世代には懐かしい戦後の匂いが残る。
ところでスマトラ沖の地震・津波は、いまだに犠牲者の数が増えつづけている(6日段階で国連などの推計で15万人)。途方もない災害で心が痛む。とりあえず自分にできることはささやかな金銭を差し出すくらいしかないので、会員になっているNGOと国連難民高等弁務官事務所に寄付をした。国連についてはいろいろ議論があるけれど、アメリカと懸命に距離を取ろうとしている姿勢はひとまず評価したい。それに比べると、小泉の自衛隊派遣はここでも米軍と歩調を合わせているようで胡散臭い。こうした大災害に自衛隊を派遣するのはいいとして、国際援助部隊に再編成する(当然、携行する武器は制限される)などの議論がなくてはと思う。
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