コン・リーと桃井かおり
コン・リーと桃井かおりの記者会見を覗いてきました。断っとくけど、ちゃんと仕事です。でも、個人的にも2人のファンなもんで、つい2人の近くに席を取って…。
映画『SAYURI』のクランク・アップ。会見は2人だけでなく、ミシェル・ヨー、工藤夕貴、大後寿々花、渡辺謙、役所広司に、監督のロブ・マーシャルという顔ぶれ。主演のチャン・ツィイーはヨーロッパにいるらしく、ヴィデオ・メッセージでの参加でした。
コン・リーは「ツィイーをいじめる悪女で、むずかしい役だった」とのこと。桃井かおりは「白髪の置屋のおかみ。若い4人の芸者が美しさを競う競争に、君は入らなくていいからと監督に言われた(笑)」そうです。
桃井かおりがコン・リーのグラスににペットボトルの水を注いだり、2人は撮影中に仲良くなったらしい。何を話しているのか、小声で笑いあっておりました。コン・リーが口をかすかに開き、肘をついた右手の人差し指を唇の上にあてる仕草がなんとも美しく、見ほれてしまいました。憂いのある微笑みは、チャン・イーモウのあの映画、チェン・カイコーのこの映画で見たコン・リーとおんなじです(当たり前)。桃井かおりも、若いころの可愛さそのままでした。
クランク・アップしたばかりの映像も、ちょっとだけ上映されました。『シカゴ』と同じような色彩と音楽の乱舞。「映画の『シカゴ』が実際のシカゴと違うように、この映画も1930~40年代の京都ではなく、MIYAKOという都市のお伽噺なのです」と監督。リアリズムではなく、ファンタジーなのでしょう。公開は今年の12月だそうです。
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