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September 02, 2004

キッチュなビル

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毎日歩いている道に、突如出現したビル。

ラブホテルかパチンコ店なら、そのキッチュを笑うこともできるけど、安売り店とはいえ普通にものを売る店だ。赤白の柱と、ステンドグラスまがいの窓を最初に見たときは呆然としてしまった。夜景だからまだましに写っているが、昼間見ると、周囲の風景のなかで書き割りのように浮いている。

目立てばいいという、それこそが建築主の狙いなのだろうが、景観は「公」のものという考えは遂にこの国には根づかないのだろうか。

「公」というと、すぐ「私」を超えて「国家」へといったナショナリスティックな議論に短絡してしまう。そのくせ、土地や建築物については「私権の絶対」が主張される。「公(共性)」とは、もともと国家ではなく社会に属する考え方なのだから、こういうビルについて具体的に論議が起こるのがまっとうだと思うのだが。

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