May 06, 2026

梅の収穫

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今年は梅がよく出来た。いつものように蜂蜜漬けにするか、ジャムをつくるか。いずれにしてもこれだけでは足らないので、買い足して作業しよう。

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May 05, 2026

『LOST LAND/ロストランド』

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『LOST LAND/ロストランド』は、ミャンマーで迫害されているロヒンギャ族がバングラデシュ、タイ、マレーシアと安住の地を求めて密航する旅の映画。劇映画ではあるけれど、綿密な取材と、演ずるのはすべてロヒンギャ難民、現地での撮影と、ドキュメンタリー的な要素をたくさん持ち、そこから生まれるリアリティに息をのむ。なにより主役である9歳のソミーラ、5歳のシャフィの姉弟(実際に難民の姉妹)が素晴らしい。演じているとは思えない自然さで笑い、遊び、歩き、逃げ、見つめる。その瞳の力が心に残る。彼らが旅する海や雲や稲妻、マレー半島の緑も生々しい。夜のショットは余分な照明を使ってないのだろう、何かが動いてるのが分かるだけの暗闇で、これもまた印象的。

バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプから、姉弟とその叔母が密航業者に金を払って家族のいるマレーシアを目指す。小さな船でベンガル湾を南下し、タイ南部に上陸して陸路マレーシアに入るルート。海上で嵐に見舞われ、上陸時に巡視船に見つかり、国境の金網を突破したところで警備兵に発砲される。更なる金を要求され密航業者に監禁されたり、殺される者もいる。一行は散り散りになり、姉弟は二人きりになる。とはいえ二人が遊ぶショットが何度も挿入される。かくれんぼや「だるまさん転んだ」の、僕らが子供の頃やったのと同じ遊び。それが冒頭、旅の途中、ラストシーンと出てきて映画の芯になっている。難民可哀そう、という映画になっていないのは、そんな視線があるからだろう。

脚本・監督・編集を務めた藤元明緒を中心に、スタッフは日本、マレーシア、ヨーロッパ、資本は日本、マレーシア、ドイツ、フランスとボーダーレス。映画の中身も、製作のあり方も、これからこういう映画が増えていくんだろうな。

 

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April 26, 2026

秩父宮ラグビー場

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ラグビー・リーグワンの東芝ブレイブルーパス東京vs横浜キヤノン・イーグルス戦へ(4月25日、秩父宮ラグビー場)。リーグワンも終盤だが、2連覇中のブレイブルーパスは今季、調子が上がらず、プレーオフに進出できるかどうか微妙な順位。今日も下位に低迷するイーグルスに圧倒されて負けた。同行の友人はブレイブルーパスのファンで、がっくり。ブレイブルーパスの10番モウンガ(NZ代表)、イーグルスの9番デ・クラーク(南ア代表)は来年のワールドカップを控え今季限りで退団するので、これが見納めになるか。とはいえリーグワンには他にも南半球から世界トップクラスの選手が何人も来ていて、彼らを見ているだけでも楽しい。

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April 21, 2026

「ひらけ、絵手本 『北斎漫画』」展

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「ひらけ、絵手本 『北斎漫画』」展へ(~5月24日、両国・すみだ北斎美術館)。「絵手本」とは、江戸時代に絵を学びたい人のためのお手本をそう呼んだ。その代表が『北斎漫画』。もとは北斎が入門した弟子の教育用に描いたらしいが、市販されてベストセラーになった。いろんな機会にその一部を印刷で見ることはあったけど、15巻あるその全体像は知らなかった。

ともかく色んなスタイルの「手本」がある。一筆書き、平仮名を使った文字絵、コンパスと定規を使ったもの、武者絵、人間のいろんな動作を描いたもの、職人のためのデザイン集、江戸小紋の文様、「富嶽百景」の風景などなど。ともかく北斎の無限とも思える好奇心とエネルギーに圧倒される。その影響力は大きく、同時代の絵師が、自分の絵の一部に『漫画』を引用したり、『漫画』の絵を使ったウェッジウッドの陶磁器も展示されている。

別のフロアの「北斎を学ぶ部屋」では、北斎の代表的な版画を高精細デジタルで復元したものを見ることができる(キヤノンの協力。見事な出来栄え)。『北斎漫画』の復刻本を手に取って見ることもできる。はじめて行った美術館だけど、たっぷり楽しめた。

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April 20, 2026

『怪奇の文芸、妖美な絵画』

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東雅夫『怪奇の文芸、妖美な絵画』(角川書店)の感想をブック・ナビにアップしました。

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April 19, 2026

銀座から国会前へ

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まず銀座で「木村伊兵衛写真賞特別企画 今森光彦・大西みつぐ・澤田知子・長島有里枝写真展」(~4月23日、ソニー・イメージングギャラリー銀座)へ。今年の木村伊兵衛写真賞作品展に先立って、賞の選考委員4人による特別展。4人とも、過去の木村伊兵衛賞受賞者でもある。スナップショットからネイチャー・フォト、家族写真やコンセプチュアルなものまで、木村伊兵衛賞の幅の広さと、それぞれスタイルは異なっても写真でしか表現できないものを見せてくれている。来週の受賞作品展、濵本奏「-・・(チョー タン タン)」が楽しみ。

 

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銀座から地下鉄で国会前へ。「NO WAR! 憲法変えるな! 4・19国会正門前大行動」に参加。国会前の道路と左右の公園に36000人(主催者発表)が集まった。旗を持った団体の参加者もいるけど、それ以上に個人で参加した人たちが多いと感じた。小生のような年寄りから若い男女までさまざま。思い思いの手作りプラカードや団扇を手に「戦争するな!」「憲法変えるな!」と声を上げた。

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April 10, 2026

大ゴッホ展

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福島県立美術館で開かれている「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」(~5月10日)へ日帰りで出かけた。展覧会はこの後、東京でも開かれるが、大阪の友人から昨年の神戸展が「ものすごく混んでた」と知らされたのと、東京の知人が福島へ行って見てきたと知り、ゴールデンウイークや会期末が近くなる前にと出かけた。市街はずれの山裾にある、広々と開けた気持ちのよい美術館。平日午前中とはいえ入場するのに10分ほど並び、会場はかなり混んでいる。

クレラー=ミュラー美術館所蔵品で構成される展覧会は2期に分かれ、今回はゴッホの画業の前半。オランダ時代、パリ、そしてアルルへ来たあたりまで、時間と場所を追って年代別に展示されている。これまでゴッホの絵はいろんな場所でいろんな機会に見ているけれど、これだけまとまったものを系統的に見たのは初めて。それが面白かった。

印刷で何度も見ている「じゃがいもを食べる人々」は油彩でなくリトグラフ。オランダ時代の農民や職人を描いた作品は画家の誠実な人柄を想像させる堅実なものだけど、後のゴッホを思わせる大胆なデフォルメも現れはじめている。パリへ出て印象派の画家たちとの交流があり、それまで暗く地味な画面が色彩豊かに変貌する。花や風景の官能的な色使いに、ゴッホはこんな色も使うんだと新鮮だった。南仏へ移住し、「夜のカフェテラス」をはじめとするアルルの絵に漂う幸福感。晩年の絵を知っているだけに痛ましくもある。二十数年前、カミさんとアルル・フォトフェスティバルへ行ったとき、描かれたカフェテラスや郊外に復元された跳ね橋を訪れたのを思い出した。

常設展では、ゴッホに影響を受けた日本の画家の作品も。岸田劉生、村山槐多、白河出身の関根正二らの作品が展示されていた。来年開かれる後期の展覧会も神戸、福島、東京開催。さて次はどこで見ようか。

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March 18, 2026

『社会主義都市ニューヨークの誕生』

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矢作弘『社会主義都市ニューヨークの誕生』(学芸出版社)の感想をブック・ナビにアップしました。

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March 14, 2026

「トワイライト、新版画」展

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(小林清親「浅草夜見世」明治18年)

明治大正の風景版画を集めた「トワイライト、新版画」展(~5月24日、東京・三菱一号館美術館)へ。小林清親から川瀬巴水まで、とのサブタイトル。小林清親をこれだけまとめて見るのは初めてかも。光と影を駆使した「光線画」に見惚れる。浮世絵師だった清親が西洋画や写真の技術を取り入れた版画。当時の写真は夜景をうまく作品化できなかったから、清親の夜景の新鮮さは驚きだったろう。それを引き継いだ大正期の川瀬巴水の夜景は、「巴水ブルー」と呼ばれる藍色が美しい。伊東深水の「近江八景」も素晴らしかった。スミソニアン国立アジア美術館の所蔵品で構成されている。

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March 07, 2026

本橋成一さんお別れの会

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写真家の本橋成一さんお別れの会(3月7日、東中野・ポレポレ坐)。たくさんの人が集まって、本橋さんの思い出を語った。相手が心を開くまで決してカメラを向けず、撮り終わった後も何十年にもわたっておつきあいする。見事な何冊もの写真集やドキュメンタリー映画は、本橋さんの人柄そのものだった。小生は編集者と写真家のつきあいだったが、仕事と関係なく、同じ草ラグビー・チームのメンバーとして荒川の河川敷で試合したり、退職してからポレポレ坐で楽しく飲み、しゃべったりしたことが思い出される。

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